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ホーム > 事例紹介 > ソリューション事例 > ソリューション事例 No.01~No.05 > GIS位置情報ソリューション
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GIS位置情報ソリューション

位置情報を核としたGISソリューションは、業務の効率化やサービスの向上など、無限の可能性を秘めた新時代の情報システム。このシステムにいち早く目を付けたのが、IT化を推進する岐阜県だ。4月からは平成記念公園「日本昭和村」を部隊に、携帯電話のGPS機能を使った情報提供サービスをスタート。IT先進立県をめざす岐阜県の、新たな取り組みについてお話を伺った。

平成記念公園「日本昭和村」

平成記念公園「日本昭和村」

日本昭和村については、平成記念公園「日本昭和村」オフィシャルページををご覧下さい。

平成記念公園「日本昭和村」オフィシャルページ平成記念公園「日本昭和村」オフィシャルページ

IT戦略を推進するなかで生まれた、岐阜県版ITSという概念。

 県民の生活をより安全、安心、便利、快適で、活力あるものにするために、岐阜県は独自のIT戦略を積極的に推し進めてきた。「岐阜県版ITS」は、そのなかで生まれた新しい概念。ITSを道路や交通といった従来の枠から、動く情報すべてという広域でとらえることによって、より多くの情報を県民に提供し、共有しようというものだ。岐阜県では、ITSのさらなる可能性を探るために、平成14年に岐阜県ITSセンターを設立。動態情報に関するさまざまなニーズの調査・分析を行っている。

岐阜県版ITSをカタチあるものに。新時代の情報提供システムを開発。

 4月から運用を開始した平成記念公園「日本昭和村」の情報提供サービスは、岐阜県版ITSの導入モデル第一号。プロジェクトの目的は、岐阜県版ITSの概念をカタチあるものにし、2年間の運用期間のなかで、人と情報がどう動き、どういったニーズが生まれるかをリサーチすることだ。最終的には、その成果を全県的に普及・発展させ、県民の生活に役立てていくことを目標にしているという。
 「システム開発にあたっては、動態情報であるITSと静態情報であるGISの融合を大きなテーマに掲げました」、そう語るのは、情報化推進担当課長補佐の高井さん。性質の異なる両情報をドッキングさせることによって、より便利でわかりやすいシステムができるのではないかと着想したのだ。さらに、いつでも、どこでも、だれでも使える身近なIT機器を用いること、運用しながら試行錯誤ができる基本設計の汎用性、応用性などを重視し、それらを条件に基本設計とコンテンツプランの2度公募を行った。数々のアイディアが出されるなか、岐阜県は、NECソフトウェア中部が参画するJVの提案を採用。同担当の主任技師である八代さんは、この提案を「私たちが想像した以上のものでした」と高く評価する。普及率アップが見込める携帯電話のGPS機能を核としたシステム、操作が不慣れな高齢者などに配慮した音声案内サービス、情報のバリアフリー化を実現する二カ国語対応、利用者の使う楽しさを訴求するプラスαのコンテンツ。NECソフトウェア中部の豊富な経験をもとにしたアイディアは、新時代の情報提供システムを模索する県側の意向を具現化したものといえよう。

今回の成果をステップに、全県的な情報提供サービス実施をめざす。

 情報提供サービスの運用開始から、ほぼ3ヵ月。大きなトラブルもなく、順調にサービスを提供しているという。「このプロジェクトは、システムの完成がゴールではなく、そこからがスタートライン」と八代さん。運用開始直後にも、地図情報がより見やすくなるよう若干手を加えるなど、システムのリビジョンアップにも意欲的だ。「今後も利用状況や利用者の声を反映させながら、利用しやすい、管理しやすい理想形へ近づけていきたい。2年後にどんなカタチに変わっているか、それが楽しみです」。真のシステム完成をめざして、八代さんは熱く語った。
 日本昭和村は、10月に開催される「ITS世界会議愛知・名古屋2004」のショーケースにも選ばれている。今後は、そうした国際舞台をはじめ、たくさんの機会を設けて、このサービスの普及にも力を注いでいくという。さらに「花フェスタ2005や高山などの観光産業はもとより、防災や福祉、地域のコミュニティづくりなどにも今回の成果を活かしていきたい」と高井さん。日本昭和村で動きはじめた情報提供サービスは、これからますます多角的に、さまざまなフィールドへと広がっていくようだ。

親子三代にわたって楽しめる、日本のふるさと。

 JR高山本線・美濃太田駅から車で10分。緑豊かな丘陵地に、平成記念公園「日本昭和村」はある。敷地は東京ドーム約16個分の広さ。昭和30年代前半の里山をモデルにした園内には、森や川、棚田、茶畑、ホタルやメダカの生育する渓谷などが見事に再現されている。また、機織りや染色、木工クラフト、自然ふれあいツアー、カヌーなど、野外活動や農作業を気軽に体験できるさまざまな教室やイベントも充実。大人には懐かしく、子どもには新しい、そんな日本のふるさとが満喫できる体験型テーマパークだ。
 平成15年4月にオープンし、初年度の入園者数は予想を大きく上回る150万人。この好調ぶりは、「親子三代にわたって楽しめる客層の幅の広さによるところが大きい」と日本昭和村業務・企画部部長のe橋さんは語る。祖父母と孫が手をつなぎ、笑い、語らいながら、のんびりと1日を過ごす。自然と触れあい、人と憩うあたたかな空気が、日本昭和村の一番の魅力と言えるだろう。

好奇心の扉をひらく、つなぐ、情報提供サービス。

 懐かしくて、新しい、日本のふるさとで始まった情報提供サービス。園内の施設情報やイベント情報など、カタログには載っていない最新の情報が携帯電話から気軽に得られるサービスで、GPS機能付きの携帯電話であれば園内の地図情報を利用し、自分の位置はもとより、仲間の位置もわかる。同機能付きの携帯電話50台が無料で貸し出されたこともあって、メディアに取り上げられるなど大きな話題を集めた。また、携帯電話の操作が不慣れな方に配慮して、Webブラウザ利用以外に音声ガイドも実施。日本語、英語の二カ国語に対応するなど、幅広い層に楽しんでもらえるサービスとなっている。
 注目は、やはりGPS機能を使った「位置検索サービス」。自分や仲間の位置を周辺情報と合わせて確認することができるため、待ち合わせなどに便利で、実際に社会見学で来園した学校が、携帯電話をグループに各一台ずつ持たせ、連絡手段に活用したケースもあったという。また、「電子オリエンテーリング」では、GPS機能を使い目的地への到達判定や案内等に利用しており、今までとは違うオリエンテーリングを楽しむことができる。携帯電話に慣れている若い世代は、「クチコミ情報」から、美味しい食事処を調べたり、園内各所に配置された「ライブ映像」を見て、アトラクションの混み具合をチェックするなど、情報提供サービスを巧みに使いこなしているようだ。「このサービスの魅力は、知りたい情報がすぐに得られるスピード感。いろいろな情報を好奇心の扉にして、日本昭和村をもっともっと楽しんで欲しいですね」。現場からは、そんな期待と意気込みの声が聞こえてきた。

「日本昭和村」を、人と人の触れあいの場所に。

 日本昭和村は、自然と人との触れあいを楽しむ場として、たくさんのご家族、グループに来園いただいています。今回、携帯電話を利用した情報提供サービスがスタートしたことで、知りたい情報がより手軽に簡単に見られるようになりました。今後は、ただ便利なだけでなく、情報と人の間にあたたかさを生むような仕掛けを、公園としても考えていきたいですね。そして、日本昭和村を人と人との触れあいの橋渡し役にしていけたらと願っています。

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