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女子プロゴルファーたちの熱い闘いが繰り広げられた「NEC 軽井沢72 ゴルフトーナメント」。
会場を盛り上げたのは、青空を切り裂く華麗なショットだけではない。ゴルフトーナメントナビゲーションシステム「Shot Navi」もまた、画期的なギャラリーサービスとして訪れた人々を大いに驚かせた。
ゴルフトーナメントの楽しみ方を一新する「Shot Navi」、その魅力に迫る。

主 催:NECグループ
公 認:社団法人日本女子プロゴルフ協会
後 援:財団法人日本ゴルフ協会、株式会社フジテレビジョン
後 援:軽井沢町、軽井沢観光協会
開催日 2005年
8月12日(金)/トーナメント第1日(予選ラウンド)
8月13日(土)/トーナメント第2日(予選ラウンド)
8月14日(日)/トーナメント最終日(決勝ラウンド)
開催会場:軽井沢72ゴルフ 北コース(長野県北佐久郡軽井沢町南軽井沢)
賞金:賞金総額6,000万円(優勝賞金1,080万)
このトーナメントで、白熱した試合と同じくらいギャラリーを沸かせたのがゴルフトーナメントナビゲーションシステム"Shot Navi"だ。このシステムは、各組のスコアラーにGPS端末とボールの落下地点を入力するPDA端末を携帯させ、そこから得たデータをもとにトーナメント情報を配信する仕組みだ。来場者は会場内のギャラリープラザにある大型ディスプレイやパソコン、手持ちの携帯電話で、プレーヤーやボールの位置、選手までの経路、スコア速報などをリアルタイムで見ることができる。
また、NECのブロードバンド動画配信サービス「BIGLOBEストリーム」の特設チャネルでは、独自取材による選手のインタビュー映像などと同時に、"Shot Navi"の開発秘話を配信。これにより場外にいるファンにもトーナメントのトピックス情報をいち早く届けた。
"Shot Navi"の一番の魅力は、やはり会場内のどこにいても情報が得られるところだ。トーナメントを観戦する場合、通常は選手のプレーが生で見られる反面、TV観戦のように他のホールにいる選手や大会全体の状況を把握することは難しい。しかし携帯電話で"Shot Navi"を使えば、いちいちスコアボードをチェックしにいかなくても知りたい情報がその場でキャッチできる。効率良くトーナメントを観戦したいギャラリーにとってこれほど待ち望んだサービスはなかっただろう。
"Shot Navi"が利用できるギャラリープラザは常にたくさんの人で賑わい、子どもから大人、シニアまで、幅広い年代層が楽しそうにパソコン画面に見入っていた。
プロゴルフの大会でこうしたユビキタス技術を採用した情報サービスを展開するのは日本初の試みであったことから、新聞やテレビなど各種メディアにも大きく取り上げられた。トーナメント観戦の常識を塗り替える画期的なギャラリーサービスとして大成功を収めた"Shot Navi"。
NECグループの製品力、SI力、技術力を広く多くの人々にアピールする格好の機会となったようだ。

ゴルフトーナメント観戦のニュースタイル、ニューサプライズ。
ユビキタス社会を担う、NECテンプレート対応の先進イメージをいかに打ち出すか。
2005年、「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」は第14回をむかえ、ギャラリーサービスの一環として"Shot Navi"が導入された。日本のゴルフトーナメント史上初の試みとなるIT技術を駆使したナビゲーションシステムを導入したのはなぜか。その狙いを主催者であるNEC宣伝部の中山グループマネージャーに尋ねた。
「NECの広告宣伝戦略における基本コンセプトは、ユビキタス社会を担うNECの先進イメージを広くアピールすること。それをIMC(Integrated Marketing Communication)の実践の中で、いかに効果的にブランディングしていくかが我々に課せられたミッションです。そこで目を付けたのが、自社主催のゴルフトーナメントです。従来はプロアマ大会に参加いただくお客様への販促的な役割が強かったのですが、もっと他のトーナメントとの差別化を図り、NECらしさを打ちだしていけないかと考えたのです。特にトーナメントにはNECの製品に触れたことのない方も多く来場されます。NECはユビキタス技術を活用し且つ、来場者のホスピタリティを上げながら実際に体感していただくことで、NECのユビキタスイメージへと繋げていく。その方程式をより強固にしたいという思いが"Shot Navi"につながりました」。
また、トーナメントの運営面ではどんな課題があったのか。企画・運営に携わった株式会社東急エージェンシーの加々美スポーツイベント担当マネージャーは以下のように語る。
「女子プロゴルフ界はまさに今が花盛り。若手のスター選手が登場したおかげで、来場者数は例年の倍近くに急増しています。小さなお子さま連れのファミリーや若い女性など、ゴルフ場に足を運ぶことのなかった方も多数来場されるようになりました。ギャラリーが増え、観戦ビギナーも多くなるなかで、いかに適切なアナウンスをし、観戦者の見やすい環境、選手のプレーしやすい環境を整えていくかが課題でした」。
"Shot Navi"の開発コンセプトはずばりユビキタス。現場の新鮮なリアルタイム情報にアクセスできる環境を実現したかったという。
「この大会は、NECが担うユビキタスを具体的に見せていく場です。情報を受け取る場所や媒体が限られていたのではとてもユビキタスとは言えません。そこで"Shot Navi"の開発にあたっては、どこにいても情報が見られることを大前提に。会場内のギャラリープラザにディスプレイやパソコンを設置した他、携帯電話からも情報を配信し、さらにはインターネットを介して場外のファンにもトーナメントの生々しい情報を伝えることにしました(中山)」。
また、システムの企画立案では技術ありきで考えるのではなく、どんなサービスがあったらギャラリーの方に「感動」と「使いやすさ」と「おもしろさ」を感じていただけるかを起点に構想を練っていったという。
「たとえば、好評いただいたサービスに一番ホールの特設スクリーンがあります。これもギャラリーにとって便利なサービスとは何かから生まれたアイディアです。一番ホールは注目の観戦ポイントですが、ひと組の選手が打ち終えると次の組が出発するまでに約10分の空白があり、ギャラリーが手持ちぶさたな状態になってしまうのが悩みでした。しかもボールの落下地点がスタンドから見えないコース形状になっています。100インチの特設スクリーンにGPSを使ってボール位置を表示することで、待つ合間も楽しんでいただけるのではないかと思ったのです(加々美)」。
他にも選手の位置情報をはじめ、スコア速報、選手までの経路案内など、"Shot Navi"に搭載されたシステムはすべてギャラリー視点で発想されたもの。そのこともまた、コンテンツ・クオリティともに満足のいくものに仕上がった秘訣のようだ。
関係者の熱意が実を結び、大成功を収めた"Shot Navi"。苦労した分手応えは何倍も大きかった。
「ギャラリーのみなさまに好評いただいたのをはじめ、LPGA(社団法人日本女子ゴルフ協会)関係者やプロアマ大会に出場されたお客様からも“さすがNEC"とお褒めの言葉をいただきました。我々の狙い通り、NECブランド、その先進性を強く印象づけることができたと感じています。来年のトーナメントで今年以上のサービスを提供していくことはもちろん、"Shot Navi"をぜひとも他のトーナメントにも広げていきたいです。そのためには、ボールの飛距離などのデータ精度を向上させ、提案しやすいようにパッケージ化していくことが重要でしょうね(中山)」
「本大会終了後、いろいろなスポンサー様とお話する機会があったのですが、どの方々も"Shot Navi"には非常に興味を持たれていました。携帯電話で情報配信してみたいという具体的な問い合わせもいただいています(加々美)」。
どこにいても感動の瞬間に立ち会える画期的なギャラリーサービス"Shot Navi"。ゴルフトーナメントのスタンダードなサービスとなる日も、そんなに遠くはないのかもしれない。
私のミッションは、これまでITとは無縁であったところに、ITを活用すればこんなことができるというサプライズを実証していくことです。"Shot Navi"を発案したきっかけは、位置情報が取れるGPSを活用して何かできないかと考えたことでした。NECは自社主催のゴルフトーナメントを持っていましたので、トーナメントでユビキタスを実践したらどうなるか、グループの総力をあげて実証実験してみようとなったのです。
とはいえ、"Shot Navi"は、各社が日頃携わっているシステムとはまったく違います。誰にどんなサプライズを与えるのか、感じてもらうのか、どう伝えるのかの検討にかなり時間を要しました。何度も打ち合わせを重ねたことで、徐々に "Shot Navi"の共通した完成イメージを持てるようになりました。それからは本当に全員一丸。みなどんどん知恵が沸いてきますし、やるとなったら意地でもやるんだと。ベクトルがひとつに合った時の強さ、プロジェクトの強さを実感しました。
NECソフトウェア中部には、システムの核になる位置情報システムを担当していただきました。非常に積極的に取り組んでいただき、"Shot Navi"の実現に大きく貢献していただいたと高く評価しています。特に印象に残っているのは、トーナメント期間中にあったギャラリーからの声を少しでも反映しようとその場でシステムを改良されていたことです。その向上心の高さには驚かされました。NECソフトウェア中部のスタッフには、ソリューションを実現していく上で不可欠な熱意、信頼感、責任感、すべて揃っているなと。来年も今年以上のサービス実現に向けて、その力をぜひともお借りしたいですね。
NEC
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